3・11
2013-03-04 14.02.48
あれから2年。
ほとんどの人はあの大きなゆっくりとした揺れや、街の灯りが消え、電車が止まり、帰宅が困難になり、水や食料品が手に入らなかったことを忘れてしまったのかもしれません。
ただ、原発事故の処理に30年以上の歳月と、最終的に国民の生活費からその膨大な費用を負担しなければならないという事実だけが、この先ずっと人々の記憶を刺激し続けるだけなのでしょう。

自分たち人間が自然のパワーバランスの中では実は全く無力であることに気付かされたはずの大震災ですが、まだ多くの学者やメディアは自然災害は防げるものだと思っているようです。
都会は経済的効率や生活の快適性以上に、人間が出来るだけ自然災害のような不可抗力を防ぐために築き上げたものです。
でも、それは現代の科学的データをもとにコスト上限の予防線を張っただけであり、実際の自然は人間の想像を超えるエネルギーバランスの中で、ぎりぎり均衡が取れている状態であることをあえて知らないふりをして、あたかも現代社会は安全であるとを装って人生をエンジョイしているようにしか僕には思えません。

人間がこの世に生まれてきた本当の理由は、一人ひとりが物質的に豊かになりその日を面白楽しく暮らすことでは間違いなくないので、おそらく定期的に地震や自然災害を起こすことで、この宇宙を想像したエネルギーがそのことを教えているのでしょう。
ただ他の種より優れた頭脳を使って、快適性やエンターテイメントを進化させることが人間の目的だと思い込み、結果、愚かな欲望を増幅させるために種を保存しているのであれば、猿や犬と本質的に違いはないはずです。

宮沢賢治が童話や詩の中で何度も語りかけているような人間である本当の理由は、もはや誰も考えようとはしないようです。
|09:40:36|東日本大震災 | comment(0) | trackback(0)
原発再稼働問題
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福井県の大飯原発の再稼働で日本中が揺れています。
世論調査では50%以上が原発の再稼働反対で、稼働するべきは30%位しかありません。このままだと再稼働はほぼ不可能ではないでしょうか。見識のある著名人もこぞって反対運動に参加して、さらにメディアの殆どが、稼働させようとしている政府を批判しています。
唯一稼働するべきと訴えているのは経済界と地元自治体、電力関係者だけで、その声も徐々に小さくなってきました。
マスメディアの動きを見ていると、政治的影響力を増している橋本市長の維新の会と、原発が停止すると莫大な経済効果が見込めるメガソーラーなどの太陽光発電で次期電力業界の新たな勢力となろうとする企業の影響を受けているようです。
これは何か、過去の原発推進運動にも似た空気を感じます。
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僕はおそらく原発を稼働しなくても、夏場の電力はどうにかなると思います。
実は大企業などが購入している小型ガスタービンなどの自家発電はかなり普及していて、そのほか余剰熱を使った自家発電なども利用し、ほとんどの企業は値上げした電力会社からの電力購入を減らしているからです。
夏の電気料金の値上げにより、家庭の節電も進むでしょう。

ただそのために被る甚大な損失は計り知れないものになりそうで、自ら国民がそれを選ぶのであればそれはそれでしかたのないことなのかもしれません。
円高で弱った製造業の競争力はさらに落ちて、もしかりに中東などに問題が起き原油や天然ガス価格が高騰したら、ほぼ全て輸入燃料に依存している日本の電気料金は途轍もない金額になり、国内の企業は完全に世界競争から振り落されることになるでしょう。
でもそうなれば、逆に太陽光発電や家庭用燃料電池が急速に普及して、電力問題は簡単に解決するのかもしれません。僕は実はそれを期待している部分もあります。
しかし、電力会社だけでなく国民にも負担を強いられるであろう廃炉の費用は想像を超える額になりそうで、年金や社会保障費の不足だけでなく、これから国の財政に重くのしかかってくることは間違いないでしょう。

民主主義による平等で公平なはずの選択が、実は結果的に短絡的で自己中心的な選択になり、フランスやギリシャのように将来にツケを回す政治を行わせてるように感じるのは僕だけなのでしょうか。
自分たちの利益のことだけを考え、借金を踏み倒し、EUを離脱し、最後には鎖国により自給自足国家になるしか選択が無くなる。
人間社会の本質から目を背けたツケにより、今ギリシャが抱える問題が世界中の先進国でも現実的になるのかもしれません。
|10:13:38|東日本大震災 | comment(0) | trackback(0)
家庭用燃料電池
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今後の東京電力の経営を国がどの程度関与するかで経済産業省が意見を出していますが、賠償との兼ね合いもありなかなか決まらないようです。ただ電気料金の値上げに関しては、日本の輸出産業が事実上、電気料金が半額で人件費が3分の1の韓国に全て負けてしまった現在、これ以上の値上げは致命的な結果になると思います。急にコスト削減は不可能でしょうから、国が東電を上手く使い電力供給自由化を進め、競争原理を使ってコストダウンを進めていくしかないのかもしれません。

原発はできれば無くす方向で進めてほしいですが、原油の高騰が懸念される今後のことを考えると、現在日本が持っている原発の技術を世界に輸出するのは、日本の経済を救う数少ないカギになるような気がします。しばらくは原発の研究も進めなければならないと思います。

実は最近あまり話題になっていませんが、僕は今後近いうちに家庭用燃料電池の普及によって電力供給のスタイルが大きく変わるような気がします。もし全家庭で燃料電池や太陽光発電を使い自家発電するようになれば、原発はおろか送電線も必要なくなるかもしれません。
安全で水を分解して作れる水素を使うので、無尽蔵で低コスト。CO2も排出しません。ただいま燃料電池が問題なのが非常に高騰しているプラチナを触媒にしていることです。
その問題を解決する非常に重要になカギになるようなヒントが、僕が信頼する方のコメントで見つけました。その方は直感でメッセージを受け取れる方で、本人には全く知識はなくただ自動的に書いてるだけなので全く分からないそうです。そのままここに載せます。


「この家庭用燃料電池が現実になるのには、白金に代わる触媒を見付け出さなくてはいけません。その為にも重要なポイントを教えておきます。南アフリカ共和国に白金資源が集中していますが、この地に白金の周りにある物質の中で、白金以上の触媒になる資源があるのですが、白金に目が行き過ぎて発見出来ないようです。」

きっと凄い内容のお話なのだろうと思うものの、私には難し過ぎます。

「白金は微粒子にしても放っておくと凝集して固まりやすいのですが、竹で作るカーボンとごく微量の塩が良い答えを導き出してくれます。
それと、家庭用の燃料電池は、水素の重たさの層を作ると効果的です。」     掲載ここまで。

簡単なことではないのは素人の僕にもわかりますが、誰か専門的な研究をされてる方、調べてみてくれませんか。
|10:03:36|東日本大震災 | comment(0) | trackback(0)
3・11
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去年のあの日から1年経ちました。
1年経ってもまだ身体の芯ではあの揺れを忘れることができずにいます。2分近くにも及んだ異常に長く続くゆっくりとした揺れの中、徐々に高まる鼓動と不安をおそらく一生忘れることはないでしょう。
その記憶によって、あの地震が私たちに何を示したのか考えさせられる気がします。
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被災した人たちの行き場のない苦しみは本当に厳しいものだと思います。
しかし、とにかく被災地の自治体は迅速な復興のために予算ばかり要求していますが、もはやあの場所にお金で作り直したものに本当に価値が戻ってくるのでしょうか。
人工的なものには及ばない地球の力を見せつけられて、また再び人工的なもので立ち向かおうとするのでしょうか。過去に何度も津波に襲われた場所に、家を建てたのは私たち人間なんです。
自然のエネルギーは決して人間に被害を及ぼすために存在するのではなく、それは昔から自然にそこに存在するものです。人間が自然に対抗しようとするために結果的に人間に被害が及ぶのです。
本来は人間がその自然のエネルギーを理解し、受け入れ、自分たちの人生や子孫のために利用するのが重要なことだと思います。

そして、ただ世の中の景気を良くし、お金を貯めて物を買うことだけが人生ではなく、ましてはそれが幸福ではないことも、多くの人がこの地震によって気づかされたのだと思っています。
短い人生の中で自分にとって本当に価値のあるものとは何なのか。それを理解し、そしてそれを成し遂げるために自分の遺伝子と戦う。自分の中の怠け癖や欲望と戦う。僕はそう信じ、実行してきました。
それが実は一番満足感のあることだと知っているからです。
そして、その満足感がどんな自然災害にも無敵だということも。
|10:06:29|東日本大震災 | comment(0) | trackback(0)
ライトアップが中止になった称名寺
Maido in Japan 013
震災の影響で節電が常識化され薄暗くなった街。
庭園の美しさで人気の称名寺もライトアップされなくなりました。
実際は、電力が足りないのは早朝と夕方なので、時間を多少ずらせば夜のライトアップは関係ないはずですが、日本人の空気を読むことが大好きな習性なのか、不謹慎と思われたくないせいなのか今年はなくなりました。
もともと僕は自然のままが好きなので、昼の明るさと対比した夜の闇も好きです。逆に安易にライトアップした作られた風景は嫌いでしたが。

東電の発表では夏の電力供給が5700万キロワットまで上積み出来きる予定だそうで、猛暑の去年の最大使用量が6000万キロワットにだいぶ近づき心配も多少は無くなりました。
当初の発表では原発が供給の30%を占めていたために、夏場は間違いなく計画停電が実施されるという話でしたが、予定より大きく供給能力が高まったようです。
メディアにはあまり大きく取り上げられていませんが、大手の鉄鋼業や製造業の多くが停電による被害を最小限に抑えるために、自家発電出来るガスタービンなどの大型発電機を購入し、使用しない時に東電に売却するようになったということがかなりの影響があったようです。
今までは、東電側が購入を拒んでいたために実現していなかった話が、電力不足になったために可能になったようで、余剰の熱などを持て余していた企業側の思惑と重なり意外と物事は良い方へ進むのかもしれません。
もちろん震災で壊れた発電所の復旧が上積み出来た一番の要因だとは思いますが。

それにしても、東電社長の福島の避難所への訪問であまりにもひどい罵倒を見て、東電の社長がかわいそうになりました。
確かに今回の原発事故の責任の多くは東電にありますが、本来原発を造る事を決めたのは国であり、それを最初に要請したのは米国です。
小泉元総理の郵政民営化もそうですが、民主党政権以前の殆どの日本の政策は米国の要望書によって決まっていました。二つの原爆のアレルギーを早く忘れさせる思惑があったようです。
そして、福島県は原発を受け入れることで国から多くの交付金や固定資産税を受け取っていたし、県の財政難から新たな原発の受け入れも打診していたという話です。
原発によって電気代が下がる恩恵も受けており、事故の責任を100%東電に押し付けるのは少し筋が違うのではないでしょうか。
そして昨日、菅さんが浜岡原発の停止を指示したことはとても勇気のあることだと思います。
電力不足の経済的な影響によりこれからさらに批判を浴びると思いますが、東電の供給力の復旧を見ても、節電の意識や民間からの買い入れを中部電力が認めれば、それほど問題はないはずです。
今回の流れを見て、全ての原発を止めても実際はすぐに他の供給手段が出てくるような現状が浮き彫りになった気がします。
原発の必要性に対して誰が嘘を流しているのでしょうか。
|09:30:00|東日本大震災 | comment(0) | trackback(0)