2013.02.20 Wed

店の連休に、家の裏から六国峠ハイキングコースを通って、天園から明王院まで歩きました。
そこから駅に向かう途中、報国寺を過ぎてすぐのところ、杉本寺の向かいにある「穴子丼と押し寿司で有名な「佐可井」さんに寄りました。
ガイドブックや雑誌に取り上げられることも多いようで、休日は並んでいるのをよく見ますが、この日は2時すぎということもあり並ばずに入ることができました。。
一般の住宅のような構えに、表には控えめな看板が掲げられてあり、階段をあがり玄関に入り下駄箱で靴を脱ぎ店内へ。
普通の住宅を改装してテーブル部屋と座敷部屋になってました。
押し寿司セットを注文しました。
鯵、鯖、鯛に酢でしめた蕪と押し寿司にしたもの、スモークサーモンと色々と盛り合わせてあり、どれも新鮮でしっかりと手を向かず作られていて抜群においしかったです。
ワカメの味噌汁とこの店の名物の玉子焼きにおそらく昆布〆に使った昆布に味をつけたものが添えられ、白豆を炊いたものや卯の花も薄味でどれも丁寧に作られていました。
熟練した接客と調理はさすがと思わせるお店で、気持ちの良い時間を過ごす事が出来、本当にお勧めのお店です。

丁度、梅が咲き始めた明王院。

瑞泉寺のように崖を背にするように建てられた、変わった風情を見せる寺です。

茅葺きが見事です。
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2012.09.19 Wed

これは僕の一番のお気に入りのお店「わらべ菜魚洞」の日替わりランチ。
小田原の早川漁港の近くにあるお店で、箱根に温泉に来ると必ず寄る店です。
この日のランチは、僕の一番の好物のアジフライと刺身、あら汁。左の鯖の塩焼きは追加でオーダーしたものです。
刺身は一口では食べきれないほどの大きさのハマチとマグロと鯛。
ここの刺身は漁港の前なので鮮度が良いのはもちろんですけど、最高の寿司屋のネタのようにまったく冷たくなく、口の中でとろけるように美味しさが広がります。
一番オススメなのが早川の名物アジフライ。
他のアジフライと違い、骨を取った大きな半身を揚げてあります。肉厚でジューシー、臭みの全くないアジフライは漁港ならでは味わいです。
鯖の塩焼きもこの日初めて食べたのですが、本当に美味しかった。
他にもメニューはたくさんあって、どれもハズレがありません。
箱根の湯本のすぐ近くなので、温泉のついでに是非おすすめです。
今日は昨日からの雨が強弱を繰り返しながら一日続きそうな空模様です。
秋の雨は弱くしんしんと降るのが普通ですが、今年は未だに南国のスコールのようにザーッと強く降ったと思うとしばらく降り止む、そんな状態が夏から続いています。
ただ、台風の後ろから寒気が下りてきたせいで、気温もやっと少し下がってきそうです。
今週末は秋分の日なので、秋の虫の声と共に朝夕の気温はグッと寒くなりそうですので、皆さんも体調を崩さぬように、気をつけてください。
2012.08.05 Sun

葉山の134号線沿いにある有名なカフェ「アーセンプレイス」。珍しく今流行りのオシャレなお店に入ってみました。
普通の服装の中年のおじさんが一人で入る店ではないので勇気が必要でしたが、塩麹を多く使ったメニューに惹かれ食べてみたくなりました。

地元の葉山や秋谷、横須賀の野菜をたくさん使っていて、彩も鮮やかな綺麗な盛りつけです。
右上が太刀魚の塩麹漬け、ジンジャーレモンソース、秋谷トマトのバルサミコグリル添え。
左が蒸し野菜の塩麹ディップ。ヒジキ煮。キャベツと冬瓜の自家製味噌の味噌汁。黒米入り玄米ご飯。
和食っぽい雰囲気ですが、味付けは全てイタリアン。
塩麹ディップは塩麹におろしニンニクを加え豆乳で緩めたもので、野菜を浸けて食べる冷たいバーニャカウダのような味わいです。メインの太刀魚も塩麹の風味にレモンとジンジャーが加わり自分の料理とは方向性の全く違う料理でした。
通常和食では絶対に生にんにくは使いません。それが入るだけですべての味わいに影響が出るからです。
日本料理は素材の長所を最大限に引き出す調理法なので、加える風味はだいたいひとつだけで、それも加える必然性がある場合だけに限られます。
その素材が持っている長所を隠すようなことは絶対にしません。
イタリアンやフレンチ、最近のアジアンエスニックのように味や香りを重層的に重ねると、一見とても手が込んでるように感じますが、実際はお互いが作用し合い、打ち消しあってしまう場合が多いからです。
このような料理は基本的に食材を冷蔵する文化がなかった地域で発達した調理方法で、傷んだ食材を隠すために作り出されたものです。
しかし、最近の表層的な価値感や付加価値を求める流行と上手く噛み合って、今の時代の中では主流になってきているようです。
きっと時代に取り残されているのは僕の方なのでしょう。
ヒジキを生の人参とサラダ風に食べるのも不思議な感じがしました。ただ自家製の味噌は柔らかな風味でとても美味しかったです。

立石の海岸を眺めなが、気持ち良く食べることができます。
自分の感覚が時代とずれていくのを感じ、自分の今後や未来像を海の上で転がしたり、沈めたりすように思考しながら食べたランチでした。

2012.06.08 Fri

三崎港から剣崎の方へ向かう途中に、大きな風力発電の2基の風車があります。
そのすぐ手前に港が宮川湾。その入口にある小さな食堂が「まるよし」さんです。
見つけるのが大変わかりにくい場所にあるのですが、実はテレビ等の取材が多く、意外と人気の食堂です。三崎のマグロを中心に、地魚やイカ、目の前で取れる海藻を使ったここでしか食べられない料理を出してくれます。
食べたのは海かけ丼。漬けになったマグロのすきみの上にトロロの中に刻んだ若芽が入ったものがかかっています。香ばしい地の海苔の風味が効いたトロロとマグロのすきみが一体になり、柔らかな食感と共に旨みが広がります。付け合わせのヒジキの風味もとても強く、海の香りが全身に浸透するようなご飯でした。
とてもおいしかったです。

この宮川湾はあまり知られていませんがとても変わった場所で、まるで宇宙のような風景が海岸線に沿ってみることができます。
ここから盗人狩りまで続く絶景のハイキングコースは明日紹介します。

2012.06.02 Sat

再び伺ったshoku-yabo農園。今度は娘のライブの交渉を兼ねて自転車でいってみました。
佐島近くの芦名は思ったほど遠い距離ではなく、金沢文庫からだと1時間ぐらいで着きました。

頂いたかて飯。シンプルだけど味わい深いおいしさです。
人間の身体に本当に必要なものは、厚生労働省が言っているように一日に何十品目も食べる必要はなく、実は思った以上にシンプルなもので十分です。牛が牧草だけで立派なカラダになることを見てもわかると思います。
米などの炭水化物を中心に味噌や醤油等の発酵食品、少量の旬の野菜や魚、そしてミネラルを含んだ天然の塩。
見本のようなここの料理は、食べると体が喜ぶのを感じ、すぐに自転車で疲れた体にエネルギーの充填になります。

帰りの途中で寄った立石の海岸。
元プロのミュージシャンだったオーナーはライブの交渉も喜んで受けていただき、とても気持ちの良い一日を過ごせました。