ニンジンから宇宙へ
IMG_0675.jpg
この本は、九州で農業をしている赤峰勝人さんの「ニンジンから宇宙へ」という本です。
まだ有機栽培や、無農薬の農業がそれほど一般的でなかった1990年代の前半に、化学肥料や農薬など化学物質の危険性を唱え、本当の塩の大切さを説いた本です。

この本の趣旨は、「宇宙のすべての物は循環している」です。
食物連鎖だけでなく、人間も水もそして地球だけでなく宇宙全体がすべて循環している。その観点から、農業を考え、人間の生活や健康を考えています。
そして、すべてのものには陰と陽があり、お互いが惹き合うことにより物質が成り立っているそうです。
循環と陰と陽。この関係で万物のすべてのことを解りやすく、そして理論的に説明しているのは驚きです。宇宙の成り立ちから、地球のエネルギーの循環。人間の身体、植物、水、そして、有機物と無機物の関係など、すべてが見事に理解できます。
そして、人間の本質を考え、循環している食べ物を摂る事の重要さを説いています。
化学物質や石油製品などは循環から外れているので、それが癌やアレルギーの元になるそうです。

当店で使っている、黒潮の海水を伝統的製法で塩にした「海の精」を知ったのも、この本です。
本当の天然の塩(地球を循環して出来る海水から作る塩)が、どれほど人間の身体に大切なものかを教えてもらいました。
市場で最も多く流通している食卓塩。それを作っている事業仕分けでも事業見直しになった「塩事業団」が作っている石油を原料にした、塩化ナトリウム99%の化学合成塩が、実は、身体を悪くしている原因で、一般的にいわれている、高血圧の原因が塩分の取りすぎというのは大きな間違いなのだそうです。
本当の天然の塩はどれだけ摂取しても身体に害は及ぼさないだけでなく、逆に人体にとってとても重要な働きをするのだそうです。

収益や効率だけを考えた今の社会から、みんなが目を覚まし、人間らしさを取り戻してほしいと、強く語っています。
とても良い本です。
ぜひ多くの人に手にとってほしいと思います。
|09:58:46| | comment(0) | trackback(0)