久しぶりのワイン会
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29日夜に久しぶりにメンバーが集まりワイン会を行いました。

今回はブルゴーニュの村名クラスのワインで、2007から2010までの比較的新しいヴィンテージ。
左からジュヴレ・シャンベルタン2007 ジャンテ・パンショ
モレ・サン・ドニ2008 ジョルジュ・リニエ
ジュヴレ・シャンベルタン2008 トルトショ
シャンボール・ミュジニ2009 クリフトフ・ブリチェック
ニュイ・サン・ジョルジュ2009 ベルトラン・アンブロワーズ
ジュヴレ・シャンベルタン2010 フーリエ

ジョルジュ・リニエ、トルトショ、ジャンテ・パンショの3本はどれも古典的なつくりで似たような味わいでしたが、他の3本は現代的なつくりでわかりやすい味わいと、今回ははっきり2つに分かれるワイン達でした。

僕の好きなタイプは素朴で古典的な造りのワインで、造り手の個性よりもテロワールやヴィンテージの特徴が表れたものです。
最初にあげた左の3本がそのようなワインでしたが、実際に造り手の個性を強く出しタイプと同時に飲み比べると、明らかに面白みに欠けることがその場では強く感じました。

特に左から4本目のクリストフ・ブリチェックのシャンボールは新樽の風味を強く利かし、抽出もかなり強く最近特に人気のある1本何十万円もするDRCやルロアのワインに雰囲気がとても似ていました。
開けたては明らかな樽の風味が強すぎるように感じたのですが、少し時間が経つと09年らしく酸味やタンニンなどの構造がしっかりしてきて、香りとのバランスも取れた素晴らしい味わいに変化しました。
5番目のベルトラン・アンブルワーズのニュイ・サン・ジョルジュも良く似た造りで、樽の香りも良くきいていますが、明らかに香りに品がなく、構造もゆるいのでブリチェックのワイン比べるとバランス悪く感じました。

ただ、何本か次の日に飲んだところどれも印象は大きく変わり、特にアンブロワーズのワインも09年らしく甘味が広がり、芳香や余韻も伸び上がり樽香とのバランスもとても良くなりました。
そして、前日は特徴のない素朴な印象しか残らなかったトルトショやパンショのワインもぶどうの風味は何倍にも広がり、余韻も伸びピノ・ノアールの素晴らしさが良くわかるワインに変化していました。

今回特に感じたのは、開けてすぐの時はどれも香りも味わいも閉じ気味でわかりにくく、逆にそのワインの短所である苦味や個性的な香りばかり際立つようです。
でも、時間が経つとどれも潜在的な能力が現れてきて、後付けの個性よりテロワールの個性がより顕在化するのがわかりました。
特にグラン・クリュはもっと深く潜在能力があるので、どんなヴィンテージでも最低10年の熟成は必要なのかもしれません。

早飲みの現代社会で価格を引き上げ売上を伸ばすために、経営戦略として化粧のようなわかりやすい後付けの個性が必要で、素朴の味わいのまま飲みきってしまうことが多い古典的な造りのワインは結果として人気がなくなり、それが値下がり続けている理由なのかもしれません。

ワインが時間が経つと最終的には造りよりもぶどうの個性や本質が現れてくるのは、何か人生やお店の経営と似ているのが今回は印象的で、やはり僕が目立たない素朴な人生を選ぶ理由がわかったような気がしました。


|10:11:44|ワイン | comment(0) | trackback(0)
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