スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
|--:--:--|スポンサー広告 | |
今年のヌーヴォー
PB152305.jpg
今年のボジョレ・ヌーヴォーは何十年に一度の不作に見舞われ、収穫が激減し、例年の半分以下になったことは報道でご存知だと思います。
果実が膨らむ7月、8月に悪天候が続き、ボジョレ地区では珍しく雹も振りました。
葡萄の実には傷がつき、寒さにより生育が弱まり、カビや病気も発生したことが収穫減少の原因です。

その後9月中旬の収穫までは晴天と高温が続き、手入れをきちんとしたところは良い収穫ができたようです。
ボジョレ・ヌーヴォーは半分以上(今年はほぼ全て)が日本が輸入していて、日本の輸入業者の戦略により色々なスタイルのヌーヴォーが造られています。
とにかく安売りの西友やドンキホーテなどは独自に多くの生産者に依頼し、機械で一気に収穫し、そのまま機械的にワインにしてしまい、集めて瓶詰めし共通の名前でラベルを貼ります。

独自の名前で売ることができる小さなドメーヌや生産者は、畑も自分で管理し、収穫も手で選別しながら行い、発酵する前にさらに選果し、小さな樽で発酵、熟成させます。

今年のような不作と言われるヴィンテージは一般的には収穫の量の問題であり、品質の問題とはまた別の話だと僕は思います。
確かに安く売られているものは、選別をしないので悪天候の負の部分の影響を強く受けているのは当然で、味も良くないはずです。

逆に写真のドメーヌ・ド・グラン・ギャランなど非常に小さな生産者は、本当に素晴らしい味わいです。
飲まれたお客様の中にはとても感動される方も多く、僕自身も正直本当に驚く程の美味しさでした。
熟成させないワインにこれほどの奥行を出せたのは、想像を遥かに超えた驚きでした。
鼻腔に広がる良いヴィンテージの時のみに見せるバナナのようなシルキーなフルーティーさ。
完熟したぶどうの甘み。
柔らかな丸みのある酸味とタンニンに溢れるようなソフトな果実味。
そしてその心地よさがいつまでも続く余韻。
誇張ではない、今までどんなワインでも経験したことのない美味しさです。

豊作な良いヴィンテージだけが良いワインになるわけではなく、その年の天候の影響の良い部分を見事に描き出せば、このようなその年だけにしかできない素晴らしさを表現できるのでしょう。ここまでボジョレ・ヌーヴォーが進化したことに、人間の可能性の素晴らしさを垣間見た気がします。

あまりの美味しさに追加でたくさん発注してしまいました。
自分で飲む分以外にももうしばらく在庫はありますので、興味のある方た是非味わってください。
今年だけ、後僅かの人だけが体験できる貴重な思い出になると思います。
|10:00:18|ワイン | comment(0) | trackback(0)
comment
comment posting














trackback URL
http://maido1984423.blog97.fc2.com/tb.php/1114-c7570e5c
trackback
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。