年金運用
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先月に一部の年金資金の運営をゴールドマン・サックス等の民間企業に委託する方針を決めた安倍首相ですが、ゴールデンウィークのユーロ遊説中、イギリスで改めて「年金資金を効率的に運用する」と表明したようです。
また、安倍首相は年金積立金管理運用独立行政法人の人事に介入し、主なメンバーを自分と親しい友人たちに変更したこともニュースになっています。

130兆円に上る年金積立金の投資先のうち、6割を占める国債など国内債券の比率を下げ、3割程度の国内外株式の比率を上げるという案だそうです。
確かに株は多額の運用益を見込めるかもしれませんが、その一方で、相場の変動次第では大きな損失を負いかねません。
国債はインフレが進めば下落する可能性があるものの、低利ながら安定しています。国債に対する運用比率を高くしてきたのも安全重視の点から当然です。

看過できないのは、こうした株式運用が政府の有識者会議で昨年末、成長戦略の一環として提言されていた点です。
例えば年金積立金が国内株式の保有比率を1%引き上げるだけで約1兆円が市場に流れ込むという試算を出しています。企業や投資家に期待感があるが、株価下支えによるアベノミクス支援が目的の年金積立金投資ならなら筋違いも甚だしすぎでしょう。
政治利用と見られても仕方がないはずです。
年金運用はあくまで安定支給や加入者の負担軽減が目的であるはずで、政府の財政運営や政策と切り離して考えなければならないのは子供でもわかる当然のことです。

アベノミクスや集団的自衛権行使容認と同じことですが、思考はありえないほど短略的で、安易に結果を出すことだけに左脳の持てるすべてを使って、説得力のあるスピーチばかりに力を入れている安倍首相。
歴代の総理大臣の中で、ここまで自分本位で精神レベルの低い、そして、マスコミ操作の上手い人は初めてなのかもしれません。
不思議なことに、こういう口がうまくて思想の浅い人の多くが右寄りになる傾向があり、戦争を楽しみにしているのかもしれません。
支持率が下がる見込みのない現状では、民主主義などなんの意味もなく、この先の日本が本当に心配です。

|10:14:07|政治、経済 | comment(0) | trackback(0)
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