おみおくりの作法

久しぶりに映画館で見た映画。
見た人の反響が話題になっていますが、このような単純なエンターテイメントでない意味深い映画が広がっていくのは、まだまだ日本にもフォーカスレベルの高い人が多くいる証明なのかもしれません。

この映画は人間体験の最終回であるフォーカス21の人生を、ほぼ忠実に再現しています。
数え切れないほどの輪廻を繰り返し、地球や人間が創られた意味や本質をほぼ理解していて、偉業や英雄となるような注目を浴びる人生は過去に成し遂げていて、最終回のこの人生は穏やかに、そしてあまり目立たないような生き方をします。

自分の喜びや達成などの結果にはほとんど興味がなく、恵まれない孤独死を少しでも報われるような努力を続けます。
ほとんど話題になることのないこういったフォーカス21の人たちの人生を、映画にしようと思った人がいることに驚きます。そして、ヒーローのような話題性や説得力のあるフォーカス19や20の人生ではなく、この映画のような地味で内省的なフォーカス21の人生に惹かれたり、感動する人が数多くいることにも少し驚いています。

おそらく、金銭的な豊かさや物欲に魅力を感じなくなった人が、フォーカスレベルの向上心として共鳴しているのかもしれません。
ただこういったテーマが生産性に結びつくような時代になってきた事実は、人間が左脳の進化だけではない新たな次のステップに向かおうとしている証拠なのでしょう。

それは貧困国の人口増加やイスラム国の問題、そして世界的な金融緩和によるお金の亡者が増え続けてフォーカス15の人口が爆発的に増加している現代の地球で、反対にフォーカスレベルの向上を目指す人や人間体験に意味を見いだせなくなってきた人が増えてきたことの表れなもかもしれません。
そして、この映画がフォーカス15の人口比率が最も低いけれど21の人口比率もかなり低い日本ではなく、フォーカス21の人口比率が最も高いイギリスで作られたことは、ある意味当然なことなのかもしれません。
|10:08:46|音楽&映画 | comment(0) | trackback(0)
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