第二作物の成果
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こうした成果にもかかわらず「第二作物(陸上の植物)」は極めて不出来でした。
以前よりも大量の収穫を得られたのは事実ですが、生産された精製されてないルーシュはあまりに低質で、これだけの労力を費やす価値はほとんどないものでした。
その上、研究開発期間は果てしなほど長期に及んだにもかかわらず、質の上での向上もほとんど見られませんでした。
なにか重大な要素が欠如していたのです。

その「誰か」は、「第三作物」を試作する前に研究のために地球上をかなり長期にわたって彷徨いました。
今度の挑戦は今までとは違い大きな障壁と困難を伴うことは十分予想出来ました。
確かに「第二作物」は部分的には成功していたし、今までにない量のルーシュも作りだすことに成功しました。
しかし、彼の努力の結晶であるルーシュは、栽培によらない野生の品種より間違いなく劣っていたのです。

彼が解決策を導き出すことは、必然の成り行きだったのかもしれません。
大気の中の炭素ー酸素サイクルは成功のための必然的な条件であることは既にわかっていたし、作物の植物と違い、自ら移動ができる可動性も再構築する必要を感じていました。
この二つの要素は良質なルーシュを生産する上で絶対条件であるのは、はっきりと理解していました。
さらに個々の収穫量が伴えば、想像を超える多大な成果を上げることができるでしょう。

この計画の重要な核として、その「誰か」は自分の庭である地球の液体の部分(海中)で繁殖している「第一作物」である単細胞から進化させた単純な水中生物の中からいくつかの見本を取り出しました。
彼はこれらの見本作物をガス状になっている陸上でも存在でき生育するように改良を加え、さらに複雑な進化を加えました。
そして、これらの改良作物が「第二作物」すなわち植物から滋養を摂取できるように適合させました。

このようにして「第三作物」である「可動性作物(草食恐竜)」が生まれました。
実は「第二作物」である植物はこのために作られたことが後になって「誰か」は理解したのです。
そして「可動性作物」が「第二作物」から栄養を摂ると、「第二作物」は寿命が終わり低質なるルーシュを残しました。
さらに巨大に進化を続けた「可動性作物」が寿命を終えた時には、「第二作物」からのルーシュに加えさらに膨大な量のルーシュを生成することに成功しました。
しかしそれは、その「誰か」の希望を満たすものではありませんでした。

|09:53:17|夢の世界と人間の脳 | comment(0) | trackback(0)
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