純粋ルーシュ
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「誰か」は「相違点」、つまり蒸留精製された高度なルーシュの源が、「第一作物」でも「第二作物」でもないことをすぐに理解しました。

彼はまず「第四作物(哺乳類)」のユニットの一つに、瞬間的ではあるが蒸留された純粋ルーシュの手触りを感じました。(その時には「第四作物[人間を含む哺乳類]」は既に「第二作物[植物]」が生育する領域全体に浸透していました。)
この「哺乳類」のユニットの一つが、捕食のために他の「哺乳類」のユニットの生命を絶つ戦いをするという行為の最中に、「誰か」にはヒントがるのではないかと考えました。
しかし、これだけのことで蒸留された純粋なルーシュができないことは「誰か」にはわかっていました。
彼はさらに蒸留された純粋ルーシュの源を突き止めようと探求を続けました。

そして彼はその現場を眺めている時に、その相違点に気がつきました。
この「第四作物(哺乳類)」のユニットは、自分より弱いほかの「第四作物(哺乳類)」のユニットの、摂取可能な残余部分を得ようと常に「葛藤」し、あがいているのでもなければ、近くにある「第二作物」の枝から伸びている味の良い葉っぱを得ようとしているのでもありませんでした。
さらには抗争関係にある他の「第四作物(哺乳類)」に生命を絶たれたり肉体を摂取されてしまうことを回避しようともがいているのでもありませんでした。

この「第四作物」が、何かしらの「葛藤状態」にあるのは、自分自身が生成した新種(子供達)を保護し、生命を守るためだったのです。
その場に三体いる親のコピーであるこの新種の子供たちは、親の戦いがどのような結果になるか「第二作物(植物)」の陰に隠れて不安になっていたのでした。
疑問余地はなくなりました。
蒸留された純粋なルーシュが煌きを放ったのはこの行動があったからなのでした。
|10:12:05|夢の世界と人間の脳 | comment(0) | trackback(0)
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