ルイ・ジャド ボーヌ・グラーヴ プリミエ・クリュ1997
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先日行ったワイン会で特に印象的だったワイン。
ルイ・ジャドのボーヌ・グラーヴ プリミエ・クリュ1997。
ルイ・ジャド社の本居でもあるボーヌにはクロ・デ・ズルシュルなど自己所有する素晴らしい畑がたくさんありますが、これはブドウを買い付けたネゴシアンもの。
グラーヴは1級畑の中でも最大の広さで、味わいは強さやメリハリよりも比較的柔らかな味わいと言われる区画です。
さらに1997年のブルゴーニュは雨が多く、厳しい評価のヴィンテージです。
天候の良い年のように長期熟成が可能な構造のしっかりとしたワインではなく、軽い仕上がりの早飲みタイプになってしまったワインが多い年でした。
それらの点からあまり期待できるワインではありませんでしたが、実際飲んでみると期待を大きく裏切る素晴らしい味わいで、前回のボンヌ・マール同様、ルイ・ジャドの類まれな素晴らしさに驚かされた日でした。

この時のワイン会で開けた他のワインが、01年のシャンベルタンを除き比較的若いものが多かったので、最も熟成感が進んでいたのは当然のことですが、驚いたのは若々しさが充分残っていたことです。
粘性もしっかりとしていて、果実味も衰えてなく、どう見ても十年前後の熟成感に感じました。
確かに香りには腐葉土やなめし革の熟成香が感じられますが、その中にまったく衰えてない黒果実系のアロマがしっかりと感じられました。
余韻も比較的長く、まだ数年は飲み頃が続く印象を受けました。

これこそがジャック・ラルディエールの真骨頂であり、ブドウが持つ潜在力を最大限に引き出す醸造技術なのでしょう。
若い頃は香りが閉じ気味で、味わいも硬い印象が多く、そのことから多くのワイン初心者に地味な印象を持たれてしまうルイ・ジャドのワインですが、実はごく一部の生産者だけが可能な、ヴィンテージに左右されることなく、長期にわたり熟成し続けるワインに仕上げることが出来るのでしょう。

この日のワイン会では、ワインの持つ潜在力を理解する上で、多くの新たな経験をすることができました。
他のワインも近いうちに書くつもりです。
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|09:43:44|ワイン | comment(0) | trackback(0)
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