シャンボール・ミュジニ 1erレ・クラ 2003 ジョルジュ・ルーミエ
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シャンボール・ミュジニ 1erレ・クラ 2003 ジョルジュ・ルーミエ

以前に出たとても希少なワイン。
ジョルジュ・ルーミエはブルゴーニュで最も人気のある造り手の一人で、マニアの間では垂涎のワインです。
この造り手の、このワインと同じシャンボール村にある特級「ミュジニ」の市場価格は、ヴィンテージによっては30万円を超えることもあります。
ワイン1本でこの価格はどう考えても普通ではありません。味わいに価格に見合うような大きな違いがあるわけではないので、冷静に考えれば明らかにその価値があるとは思えないのに、このようにいくつかの有名で希少なワインだけが非常識に価格が上がってしまいました。

資本主義の競争原理に拍車をかけるように行った世界規模の金融緩和により、経済の本質である需要と供給のバランスではなく金融だけが意味なくバブルのように膨らみ、モノの価値ではなく貨幣の流通量が増えたために偏ったインフレが発生し、インターネットの普及により情報ばかりが極端に広がることで、多くの人が求める知名度が高く、かつ供給が限られている一部の商品の価格だけが異常に上昇しました。

日銀やFRB、欧州中央銀行などが金融緩和策により市場に潤沢な資金を供給し、ヘッジファンドやレバレッジなどの金融システムにより市場の貨幣の流通を膨らましてきましたが、今年に入ってからの円高と日本の株価下落が示すように、いよいよその経済成長システムに限界が来たのかもしれません。
景気後退の顕著な指数である資源価格の下落と、経済成長の担保となる土地価格の上昇に陰りが見え始めたからです。
アベノミクスで一時期的に株価が上昇し景気が回復したかに見えましたが、日本の実際の経済の本質である需要が回復したわけではないので、どんなに金融緩和を続けても円高になるのはそのせいです。
そしていよいよ近年の経済を引っ張ってきた中国の実態の悪さを隠すことが出来なくなったことで、今後の世界経済が今までのように上昇しなくなるのは明確な事実です。
やりすぎた金融緩和のせいで金融システムが健全に機能しなくなった以上、今後どんな魅力のある商品を送り出しても利益を生み出す前に商品は売れなくなります。
経済を必要以上に膨張させる力が無くなってしまったからです。

今後、さらなるスマホによるインターネットの普及により、人間が生きる上で不必要なモノは溢れるばかりで、売れるものと売れないものとの格差はさらに広がり、マスメディアが価値を過大評価するものだけが需要が残るのでしょう。
ワインの価格も同じように、味の差以上にさらに価格の差は広がり続けるのかもしれません。
そんな時代だからこそ僕は、表面的な部分だけが評価されるような価値観に流されることなく、価格に見合ったワインとして本当の価値のある、大地のエネルギーをしっかりと反映したワインを選びたいと思っています。
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|10:16:40|ワイン | comment(0) | trackback(0)
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